企業情報

トップメッセージ

平素よりSBI日本少額短期保険をお引き立ていただき、誠にありがとうございます。

当社の2023年度は、同じSBIグループのSBI常口セーフティ少額短期保険株式会社と共同保険 ^(※1)による引き受けである「みんなの部屋保険G4」が販売開始から3年が経過し、更新契約（同保険の主たる保険期間は2年）が順調に計上されました。
当社業績面では、収入保険料は共同保険の影響もあり4,843百万円（対前年93.0％）、経常利益は282百万円（対前年61.2％）となりましたが、共同保険合算では増収し7,083百万円（対前年比101.9％）となりました。
改めてすべてのステークホルダーの皆様に感謝申し上げます。

さて、主たる賃貸向け保険分野は、2021年8月に「Nico」と不動産プラットフォームとの連携をサポートする中間サーバーを開発し、様々な不動産テック企業様が提供する不動産プラットフォームとのシステム連携を進めて参りました。
連携先の拡大によるお客様の保険申込手続きの負担軽減や、不動産会社様の保険募集業務のさらなる効率化を実現するため、2023年4月に「Nico API」の仕様を公開しました。
現在5社の不動産プラットフォームと連携し、更に「Nico API」を活用し家賃債務保証会社様7社と連携しております。
家賃債務保証会社様との連携においては、顧客情報だけでなく、保険料収納情報も連携しております。本連携を通じ、SBIグループ共通の経営理念である「顧客中心主義」を当社事業においても体現すべく、CX（カスタマーエクスペリエンス）・AX（エージェンシーエクスペリエンス）の向上を目指し、多少なりとも業界の生産性向上に寄与したく考えております。

一方の車両保険分野においては、2021年10月に「HARLEY｜車両＋盗難保険™」に限定して販売していた、水災による車両損害を補償する「車両水災特約」を、2023年度バイク全チャネルに拡大しました。
更に、2023年12月デンマーク・コペンハーゲン発のe-BIKEブランド「MATE.BIKE （メイトバイク）」の日本におけるオフィシャル保険サービスとして「MATE. 盗難&車両保険」を販売しました。
交通事故による車両の全損・半損や盗難の被害からMATE.BIKE製品をお守りする自転車車両保険です。当社では初のe-BIKEブランドとの取り組みとなり、今後もより多くのお客様に当社商品の魅力を発信してまいります。

当社では、2024年3月期を初年度とする計画期間5年の中期経営計画を策定しました。保険持株会社であるSBIインシュアランスグループ株式会社の同期間「中期経営計画で目指す姿」に範をとり、目指す方向性は次の整理としました。

① 飛躍的業績の向上（トップ＆ボトム）
② CX・AX・EX（エンプロイーエクスペリエンス）の追求
③ 業界初への挑戦

2024年度「業界初への挑戦」として、新たな商品を計画しております。
当社スタッフとともに「顧客中心主義」に則った取り組みを一層強化・徹底し、変化する現在の社会情勢と新たな時代の要請に応えていく所存です。

今年度も『SBI日本少短』にご期待ください。

2024年7月
SBI日本少額短期保険株式会社
代表取締役社長　井上　久也

理念 / ビジョン